日英協会より表彰! https://www.instagram.com/allyfender/p/DBq2Dr7SRzpIIy_b_oK9wK7VTv4nl-JQ4qKG5I0/ 当インタージム&スクールのメンバーで英会話を10年以上頑張られているHさんが日英協会鹿児島支部のエッセイコンテストで表彰されました。 おめでとうございます。すばらしい!以下その内容です。 I had happy time to get the first prize at essay contest of the Japan British Society of Kagoshima. あこがれの英国 距離は遠いが、私の心の中の英国はとても近い。小さなころからシャーロックホームズの冒険、ナルニア国物語、長じてはBBCのドキュメンタリーやドラマ「ニュートリックス」「ロンドン助産婦物語」などで好奇心を刺激されている。 今から四十年ほど前、まだ海外旅行が一般的ではないときに、思い切って友人と英国に行き、どこに立っても歴史の重みを感じる風景にさらに好きになった。 二十年前には夫の友人がレディング大学で教鞭をとるというので二人で訪れた。友人の案内でロンドン塔、オックスフォードの大学巡り、シアターでミュージカルを楽しみ、シャーロックホームズの館やキューガーデンズも見学した。 そして十年前に、一大決心をしてあこがれのコッツウォルズ地方に四週間のホームステイをして英語学校に通った。 https://note.com/cotswoldsdiary/n/n22c275652478 この地方は今でも建物や土地利用の制限があり、昔の風景が保たれている。これは今考えても人生最高の経験となった。旅行で訪れるのとは違い、現地の家族と生活し、異国の人々の心に触れ、世界中から集まった英語圏ではない地域の若者達とも交流した。緑に囲まれたチェルトナムに滞在しながら、近くの美しい村々を訪ね、競馬場で開催された大規模な音楽祭も楽しんだ。またガーデナー志望の友人から誘われてローシャムガーデンを訪れた。そこは緑を基調にした大規模なガーデン、すっかり心を奪われた。今でもナショナルトラストに頼らずその家の人々が運営している唯一のガーデンだった。鳩小屋から文書を飛ばす時代から二百五十年の歴史がある。壁沿いに平面に仕立てられた樹齢五十年以上のリンゴの木もあり、庭を隔てる垣根の厚みは一メートルもあった。 最寄り駅のヘイフォードは近くに運河があり、川沿いの緑に数隻のナロウボートが赤を基調にして美しいデザインで映えている。英国には三千五百キロの運河・川が張り巡らされているそうだ。 若い頃に読んだ辻邦夫の小説「円形劇場から」には、たぶんプリマスの海岸付近の丘に建つと思われる円形劇場が出てくるが、コンウォール出身の英会話の先生の話によると、そこでは今でも夏には演劇祭が催されているという。 数年前にカズオイシグロがノーベル文学賞を受賞したが、彼の作品もイギリスの古い時代を良く表している。特に「日の名残り」は、良き伝統と習慣を感じさせる。「私を離さないで」は映画で見たが、歴史の重みを持つ国であると同時に、新しい時代の先駆けを生み出していると感じた。 また心を動かす楽曲の数々を生み出したクイーン。ちょうど落ち込んでいた時に彼らの曲に出会った私は、クラシックからロックに転向し、楽器をバイオリンからエレキギターに持ち替えた。文字通り人生を変えたバンドだ。 百五十年ほど前、薩摩から送った十四人の留学生を受け入れてくれた国イギリス、若い彼らがそれぞれ短期で習得した知識で日本の文明開化に寄与したことは誇らしい出来事だ。自宅近くに彼らのうちの一人長澤鼎の石碑があるのでしばしば思いを馳せる。 一ヶ月の滞在を許されるなら、豊かな自然の中、緑に囲まれた運河をナロウボートで各地を巡りたい。自然の護岸の残る運河や川では、鳥が繁殖し子育ての様子が見られるだろう。庭園を巡り、野外の音楽祭や円形劇場で劇を楽しむ。そして懐かしいホストファミリーにリアルで再会する。鹿児島で知り合った個性豊かな友人たち。そのうちの一人は父がシェイクスピア劇場の俳優という読書好きだった。彼女から、若者のパーティでも詩を朗読する習慣があり、好きな詩を選ぶのだと聞いた。そんなパーティにも参加したい。カーディフの明るい海沿いのレストランの前で楽しそうに踊り歌っていたシンガー二人を思い出す。あの時の盛り上がっていた聴衆と一体となって楽しむのだ。人生の折々で英国の文化に心をつかまれてきた私。私にとって英国は住んでみたい国、大好きな国だ。 #日英協会鹿児島 #鹿児島英会話 #薩英戦争から友好 #ケンブリッジ英検 #リンガスキル #イギリスオーストラリア英語 PR |
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